初めて子犬を飼われた方へ
子犬の社会化期とは
まだ子犬の本能的な警戒心や恐怖心が薄く、好奇心によって色々なことにチャレンジしながら、それに慣れることができる大切な時期。それが、子犬の社会化期です。
この社会化期に、飼い主さんがワンちゃんに何をしてあげられるかでその子の性格や将来が決まると言っても良いでしょう。
特に、小さいうちに親兄弟から離れたワンちゃんは、ワンちゃん同士のやりとりをあまり学ぶことなく新しい家族の元での生活が始まるので、将来的にワンちゃんとのお付き合いが苦手になることが多いようです。お母さんワンちゃんや、兄弟ワンちゃんの代わりに、飼い主さんが新しく迎えた子犬のために、「今、何をすべきか」を考え行動することが大切です。
第1社会化期(生後3週~1ヶ月半)
お母さんや兄弟達と一緒に過ごしながら、ワンちゃん社会のルールを学ぶもっとも大切な時期と言われています。
ワンちゃん社会のルールをきちんと学ぶことができないと、甘噛みの力加減が分からなかったり、ワンちゃん同士の付き合い方が分からず、他のワンちゃんに対して必要以上に恐怖心や警戒心をもって攻撃的になるなど、今後の問題行動に繋がってくる可能性があります。
第2社会化期(生後2~4ヶ月)
新しい飼い主さんとの生活の中で、人社会(お家)のルールを学ぶ時期になるかと思います。
何でも感じたことや経験した事を吸収していくので、出来る限り色んな経験をさせてあげるとよいですね。
もちろん、ワンちゃん同士のコミュニケーションも継続的に行っていく事が大切で、これを怠ると昔は遊べていたワンちゃんとの付き合い方が分からなくなってしまう事があります。
将来、人もワンちゃんも大好きな子に育てるために、この時期の情緒教育をしっかり行いましょう。
必要なこと
- お家、人間社会のルールを学ぶ
- 知らない人や犬に慣れる
- 日常生活での音や物に慣れる
- ハウスに慣れる
- トイレを学ぶ
※わからないことがあれば、専門家(犬の訓練士)に相談しましょう
思春期・成長期(生後5~8ヶ月)
社会化期で形成された性格が少しずつ固まり、自我がしっかりと芽生えてくる時期です。人間の成長で言うと、人見知りをするようになったり、自己主張がはっきりとしてくる時期と言えます。
ワンちゃんの性格によっては反抗期のような表現に感じる飼い主さんもいるかもしれません。自我がしっかりとしてきたということは、「オスワリ」「フセ」「マテ」などのしつけをするのに必要な精神力、理解力がある時期とも言えます。
必要なこと
- ダメを学ぶ
- スワレ、フセ、マテなど基本的なことを学ぶ
- お家の外でも言う事の聞けるワンちゃんを目指す
※問題行動があれば、大変になる前に専門家(犬の訓練士)に相談しましょう
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